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ヤマハ、230km先のVTuberと3拠点遠隔ライブ実証 次世代制作基盤を披露

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Haruki Sato
国内 - 17 6月 2026

幕張メッセで6月10日から12日まで開催された技術展示会「Interop Tokyo 2026」で、ヤマハが静岡県浜松市、神奈川県横浜市、千葉県幕張の3拠点を結び、VTuberの音楽ライブをリアルタイムにリモート制作する実証企画を披露した。

この企画は会場内の実験ネットワーク「ShowNet」の「Media over IP特別企画」の一環として実施。スクリーンに映し出されたバーチャルキャラクター「西郷・R・いろり」さんが楽曲「ノラリクラリズム」を披露し、観客に語りかけると即座に反応が返ってくる、まるで目の前でライブをしているかのような体験を提供した。

しかし、このVTuberライブの配信スタジオは会場にはなく、演者は約230km以上離れた静岡県浜松市のヤマハ本社に、映像と音響を制御するスタッフは横浜市のヤマハ横浜オフィスにいた。幕張、浜松、横浜の3拠点を結んだ遠隔ライブだった。

同企画では、西郷・R・いろりさん自らが仕組みを解説し、デモンストレーションも実施。「照明さん、赤くして」という呼び掛けに合わせて、CG空間と幕張会場の照明がほぼ同時に同じ色へ切り替わり、体感上の遅延はコンマ数秒程度に抑えられていた。

拠点間の接続には性質の異なる2種類の回線を使用。浜松と幕張の間はソニービズネットワークス提供のベストエフォート型回線「NUROアクセス」、幕張と横浜の間はNTTドコモビジネス提供の低遅延技術「IOWN APN」で接続した。IOWNは光信号をそのまま伝送し、従来の電気変換を減らすことで揺らぎの少ない通信を実現する。

ライブ制作の流れは次の通り。浜松の演者の動きをセンサーで計測し、モーションデータとして横浜へ伝送。横浜のスタッフが3DCG映像を生成(レンダリング)し、映像の切り替えや音声バランス調整も担当。完成した映像と音声を幕張の会場へ届けた。

照明も遠隔操作に対応。ヤマハ独自技術「GPAP」を活用し、CG空間のバーチャル照明と幕張会場の照明が動きと色を連動。GPAPは音声、映像、照明などの制御データを音声ファイル(WAVデータ)と同じ形式で扱う技術だ。

この回線構成は偶然の産物でもある。プロデューサーの長谷川幹人氏によると、当初は浜松にもIOWN APNを引く計画だったが、準備期間の都合で一般回線に切り替えた。結果として、データ量の小さいモーションデータは一般回線で十分送信でき、重い処理を横浜と幕張に集約することでライブは問題なく成立した。

長谷川氏は、「ベストエフォートな回線でもライブができるというのは、いい意味で得られた知見だ」とコメント。想定していなかった応用の広がりに手応えを見せた。

今後については、回線事業者の協力が得られれば5G SA(スタンドアロン)などモバイル回線を組み合わせた構成への発展もありうるとし、さらなる改善の余地があると述べた。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、ITmedia NEWSの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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